男性も女性も基本的には抗真菌剤で治療

男性がカンジタ症を発症する確率はかなり低いようですが、性器の痒みやぶつぶつ、酒粕ような白っぽい汚れが目立ちひどい状態なら、念の為にも医療機関を受診して治療した方がよいと思います。もしカンジタ症を発症している場合、男性と女性では治療方法が異なります。

女性は膣洗浄処置、抗真菌剤や内服薬が処方され、抗真菌剤配合の膣錠を投与するのが一般的な治療方法になりますが、男性の場合には抗真菌剤や軟膏などの塗り薬の他、症状に応じて内服薬も出されるようです。具体的な治療方法、また薬のチョイスは病院、医師によって異なりますが、基本的にはカンジタ症を発症させているカンジタ菌の増殖を食い止め、死滅させて症状を抑える抗真菌剤が使われます。

カンジタ症の原因となるカンジタ菌は普段身体のあちこちに潜んでいる常在菌ですから、男性も一旦カンジタ症を発症した以上気をつけていないと再発する可能性は十分にあります。常在菌ですから完全に死滅させることはできませんし、カンジタ菌が突然増殖し暴れ出さないよう上手く共存するしかありません。再発率に関しても、男性は女性より低いとされていますが、免疫力が著しく低下しないようたっぷり休息をとって下半身が高温多湿状態にならないよう配慮しましょう。

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